研磨についてのお話 [研磨]
今回は、少し研磨についてお話したいと思います。
鋏は研いで使うものですので、当社でも研磨を受け付けています。
(詳しくはこちらへどうぞ☆)
うちの場合は全て本社工場の広島県に送っています。
つまり、母艦に戻るんです♪
メーカーが直接販売しているハサミ屋さんも数少ないですが、100%母艦に帰ってるのはそうそうないと思います。
鋏が作ったところが研磨をするので、これが最高最良の方法だと思っています。
というのも、よくうちの鋏を他社さんに研磨に出して壊されることがあるんですよ。
ひとことで「研磨」と書けますが、研磨のレベルはとても幅広いんです。
他社に研磨に出した時点で、「柳生の鋏」ではなくなるといっても過言ではありません。
刃付けがまったく別物であるだけでなく、刃のラインも変わることも少なくありません。
「回ってきた研ぎ屋さんにだして壊された」といって、うちで再度研磨として預かることもありますが、
刃をつけ直す作業となると、削り直すようなものなので消耗も激しいでしょう。残念でなりません。
よほど信頼されている方がいらっしゃるのではなければ、買ったところに出すのがいいと思いますよ。
それから、鋏の持ちは日々のお手入れにも左右されます。
一日の終わりにはしっかりセーム皮で拭いてあげてくださいね。
「拭く」と書きましたが、単純に汚れをとっているだけじゃないんですよ。
これも大~きくいうと一種の研磨なんですよ。ね。研磨のレベルは幅広いでしょう?笑
セームでのお手入れの方法はこちらにもありますが、もし担当営業マンがいらっしゃれば聞いてみてください。
くれぐれも気をつけてくださいね!
慣れないうちはよく手を切るんです。
こればかりはみんな通る道でしょうか?
私は指を切らずに済んだ方を知りません しばらくばんそうこうは必須でしょう!
こ~んな感じで、セーム皮に血がつきます。
これを見たうちの社長が
「切ったんか!?」とびっくりされてました。
いえいえ、これは赤マジックがそばにあって、それが染みただけなんです。お騒がせしました~。。。
セーム皮による日々のお手入れは簡単で効果が高いので、ぜひやってみてくださいね☆