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ハサミの刃線 [ハサミの話]

こんにちは!

今日もハサミの刃線についてのお話です~[わーい(嬉しい顔)]

ハサミの切れ味は「刃角度」と「刃線」が大部分を左右します。

(*これらは研磨の際に崩れることも多々あるので、メーカーで研磨するのが安全です。)

普通の方に「刃角度」はなかなかわからないかと思いますが、「刃線」はわかりやすいですよ。

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こちらは前回ご紹介したGHS360ですが、通常のカットシザーより、緩やかにラウンドしてます。


実は、360という数字は刃線の曲がり具合の数値を使っていて、この「360」もその曲率(r)が由来です。

他にGHS925シリーズ(ベース用)とGHS280シリーズ(ドライ用)に入ってますね。

この数値を実際の曲線であらわしてみました。↓

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要は「数字が大きいほど直線に近づく」というわけです。

カーブがきつければ、髪の毛を逃がしやすくなるので切れ味が柔らかく感じます。

というわけで、刃線だけみても、GHS360シリーズは、中間的な感じです。


(*注 GHS925の刃先は直線に近くできているので、よりベースカット向き)

新人さんがまず初めに買うはさみは「ベースカット用シザー」なんですが、
見た目で選んでしまうと、「ドライ用シザー」を買ってしまうことがあるようです。

刃線がラウンドすればするほど髪の毛が逃げやすくなります。でも切れ味は柔らかくなるので、「切れ味がいい」と誤解してしまうこともあります。

髪を逃がしているので、まっすぐに切りにくく、これでは受かる試験も受からないというわけです。

図でみると、結構な違いがあるのがわかりますよね。[目]


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それでは今日はこの辺で。

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