ハンドルの話<オフセットとメガネ> [ハサミの話]
こんにちは!
今日は、ハンドルのお話です。
ハンドルは大まかに3種類あります。
1、オフセットタイプ
拇指(親指)を入れる穴と、環指(薬指)を入れる穴が段違いにずれているもの。
一番スタンダードな形です。
2、メガネタイプ
指穴が左右対称の長さのもの。
これもある意味スタンダードタイプです。
3、ヘネシータイプ
指穴が段違いのオフセットタイプで、柄が長めで下に下がっているもの。
教材用で使われることはないのですが、持ちやすくて、テコの原理によりとても切りやすい形です。
ひじも自然と下せるので、構えたときも楽ですよ。
あと、オフセットタイプにコブがついたものもがオフセットのバリエーションであります。
コブの位置に指をかけやすいので、こちらも持ちやすい形と言われます。
番外編ですが、拇指が下がっているものは「3D」と呼ばれて、これも握りやすい形状に入ります。
で、このヘネシータイプなんですが、オフセットだけでなく、メガネバージョンのヘネシータイプもあるのです。
現在ある型番でいうなら、下記の2シリーズです。
1、GHS925シリーズ
GHS925M(ヘネシータイプのオフセットバージョン)
GHS925MM(ヘネシータイプのメガネバージョン)
2、GHS280シリーズ
GHS280M(ヘネシータイプのオフセットバージョン)
GHS280MM(ヘネシータイプのメガネバージョン)
重ねてみるとわかるのですが、オフセットとメガネの違いは、この指穴の位置です。
下がオフセットタイプ、上がメガネタイプなんですが、
メガネの方が拇指(親指)の穴の位置が遠いんです。
親指の方がより内側にあるので、オフセットの形の方が自然に近いので楽なんですね。
ただ、ハサミの持ち方はいろいろなので、メガネタイプは左右対称な分、応用範囲が広いともいえます。
メガネタイプは、オフセットに比べて親指を動かす範囲が大きくなって、自然とひじが上がり、新人さんが開閉や構えの練習をするにも一役買います。
サロン様で新人さんがメガネを指定されるのはこの為というわけです。
ずっとメガネをお使いだったかたも、このヘネシータイプのメガネタイプはチャレンジしやすいと思います!
腱鞘炎の方にも、このヘネシータイプはとても人気があります。
楽に切れて、ハサミ自体軽く感じるのです。
ぜひお試しくださいね~!
それでは今日はこの辺で。