研磨具合・・・? [研磨]
メーカー研磨 [研磨]
研磨 [研磨]
今日も東京は昨日と同じ最高気温だそうです。 33度。 もっとある気がするんですが。。。。
ここ原宿は高い建物が少ないせいか、太陽の照り返しがきつく感じます~
一方表参道のほうは街路樹が生い茂っているので涼しそうです。
そういえば先日は打ち水のイベントをしてましたね~
今日は研磨のお話です。
これ、わかりますか?
ちょっとうまく撮れなかったんですが、いわゆる「研磨で壊された鋏」です。
これはもともと剣刃のはさみなのに、段刃になってしまってます。
刃線もくるってしまってますよね。
こんな感じで、研磨を間違うと全くの別物のハサミになってしまいます。というか、これはもう理美容バサミとして使えないレベルです。
もとがどんな鋏だろうと、研磨を間違うともう別物なのです。。。。大変残念です。もったいないです~
うちはなんせ作っている職人がアフター(研磨)をするので、その点なんの問題もありません
安心して預けてください!
逆でいうなら、他社の鋏も状態や条件によってお預かりしますが、「買った時の切れ味にもどる」わけではありませんので。。その点はご了承くださいね。
柳生の特徴の一つでもある「剣刃」ですが、実は作るのも難しいものなのでごくたまに「段刃」にされてしまうことがあるようです。
切れ味に好みがあるとは思いますが、ハマグリ刃にはないスパッスパッとした切れ味があるんですよ。
ちょっと言葉でうまく説明できないので、、余計わかりにくいですかね
研磨の話から剣刃の話にそれましたけど、、今日はそんなお話でした~
研磨についてのお話 [研磨]
今回は、少し研磨についてお話したいと思います。
鋏は研いで使うものですので、当社でも研磨を受け付けています。
(詳しくはこちらへどうぞ☆)
うちの場合は全て本社工場の広島県に送っています。
つまり、母艦に戻るんです♪
メーカーが直接販売しているハサミ屋さんも数少ないですが、100%母艦に帰ってるのはそうそうないと思います。
鋏が作ったところが研磨をするので、これが最高最良の方法だと思っています。
というのも、よくうちの鋏を他社さんに研磨に出して壊されることがあるんですよ。
ひとことで「研磨」と書けますが、研磨のレベルはとても幅広いんです。
他社に研磨に出した時点で、「柳生の鋏」ではなくなるといっても過言ではありません。
刃付けがまったく別物であるだけでなく、刃のラインも変わることも少なくありません。
「回ってきた研ぎ屋さんにだして壊された」といって、うちで再度研磨として預かることもありますが、
刃をつけ直す作業となると、削り直すようなものなので消耗も激しいでしょう。残念でなりません。
よほど信頼されている方がいらっしゃるのではなければ、買ったところに出すのがいいと思いますよ。
それから、鋏の持ちは日々のお手入れにも左右されます。
一日の終わりにはしっかりセーム皮で拭いてあげてくださいね。
「拭く」と書きましたが、単純に汚れをとっているだけじゃないんですよ。
これも大~きくいうと一種の研磨なんですよ。ね。研磨のレベルは幅広いでしょう?笑
セームでのお手入れの方法はこちらにもありますが、もし担当営業マンがいらっしゃれば聞いてみてください。
くれぐれも気をつけてくださいね!
慣れないうちはよく手を切るんです。
こればかりはみんな通る道でしょうか?
私は指を切らずに済んだ方を知りません しばらくばんそうこうは必須でしょう!
こ~んな感じで、セーム皮に血がつきます。
これを見たうちの社長が
「切ったんか!?」とびっくりされてました。
いえいえ、これは赤マジックがそばにあって、それが染みただけなんです。お騒がせしました~。。。
セーム皮による日々のお手入れは簡単で効果が高いので、ぜひやってみてくださいね☆